ニキビの無い肌にするには…
ニキビの原因は角質や皮脂などと言われていますが、実際にどのように対処すればいいのでしょうか。
ニキビが無い肌、ニキビができにくい肌にするには、「皮脂抑制」「角質除去」「保湿」が重要です。
毛穴・ニキビの原因(肌状態)をひとつひとつクリアにすることで解決しましょう!
角質除去
毛穴に蓋をしてしまう古い角質を取り除く!
実はニキビの発生は肌質、年齢、性別問わず「角質がたまり、毛穴が詰まること」から始まります。
つまり、古くなった角質がフタをすることで毛穴を詰まらせ、皮脂の排出を妨げます。
その結果、皮脂を栄養とするアクネ菌が増殖してしまいニキビが発生するのです。
アクネ菌とは人が持っている常在菌ですが、増えすぎるとニキビになってしまいます。
角質除去の重要なポイントは、ニキビの発生原因である「毛穴の詰まり」を未然に防ぎ、常に毛穴の通りを良くすることにあります。
古くなった角質のケアを怠らず正常な肌のターンオーバーを促すことは、ニキビ発生を防ぐ初期段階での大切な予防策なのです!
皮脂抑制
毛穴を開かせたり、アクネ菌の餌となったりする皮脂を過剰に分泌させない!
ニキビ予防を考える上で何かと悪者にされる皮脂ですが、実は皮脂自体は肌の健康を守る役目をもっています。あくまでも皮脂は根本的なニキビの原因ではなく、ニキビを悪化させてしまう要因なのです。
皮脂抑制の重要なポイントは、皮脂の過剰分泌によるアクネ菌の増殖を防ぐことにあります。
まずは皮脂の過剰分泌のいくつかの代表的な原因を知っておきましょう!
① 男性ホルモンの過剰分泌
過度な緊張、疲労、睡眠不足などで交感神経が優位になると、男性ホルモンの過剰分泌が起き、皮脂の過剰分泌を誘発してしまいます。
② 肌のゴシゴシ洗い
皮脂を完全に落としてしまうと肌のバリア機能が失われてしまい、かえって肌を弱めてしまいます。また、体の防御反応として、大量の皮脂が分泌されてしまいます。
③ バランスの悪い食事
脂肪分の多い食事はもちろんですが、ビタミン類の不足も体の皮脂コントロール機能を弱めてしまいます。
皮脂は多すぎず少なすぎず、適度な量が必要です。
皮脂の分泌をコントロールするには、食生活の乱れに注意し、正しい洗顔、そしてストレスの軽減など、日々の習慣の中で皮脂コントロールできるように工夫をしましょう!
皮脂コントロールは、ニキビができないだけでなく、肌の正常なターンオーバーを整え、美しく健康的な肌を維持することにも繋がるのです。
保湿
余分な角質を溜めないようターンオーバーを正常化させ、皮脂バランスをとる保湿をしっかりとする!
「ニキビができているのに、保湿?」このような疑問を持たれる方も多いと思います。
結論から話しますと、実はニキビができていても保湿は必要なのです。
しかし、ここでいう保湿は「肌に水分を(潤い)を与える」ことを指しています。
本来、肌には、必要な水分と油分が存在しますが、ニキビというのは「皮脂が過剰に分泌され、それを餌にアクネ菌が増殖してしまい肌が炎症を起こしている状態」です。
つまり、肌の油分が多くなりすぎてしまい、油分と水分のバランスが崩れてしまっている状態なのです。
肌に水分を与えることができれば、皮脂のバランスも整うため、ニキビは改善されやすくなります。
ニキビができているときは、肌に水分を与えることに意識を向けて保湿を行いましょう!